叶うなら、彼らに永遠の◯◯を

ジャニーズアイドル NEWSが大好きな飲酒プレイヤー

【2019/11/11】DEAR MY SUPERSTAR YUYA

手越くんのお誕生日に寄せて、突然ですが自分の大切なものの話をします。

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◆気持ち

わたしは、自分の感情がとてもすきで、とても大切にしている。

面白いときも、怒ったときも、悲しいときも。心が動いたときに、自分の中に生まれる気持ちや感情を、人生で一番楽しいものだと思っている。

エンターテインメントの核は、受け取った人の感情だと思っていて、例えばそれをつまらないと感じたとしても、そう感じたことそのものがある種の愉しみである、というような。私がどう受け取ったか、を、私が一番楽しんでいる。

幼い頃から、読書をするときには全ての登場人物に感情移入するタイプの読み方をしてきて、そのせいでキャラクター造形に敏感な大人になった。少しでも違和感があると、「ここで彼がこんな事を言うわけない」と、引っかかってしまう。結果的に、それが伏線になっていることがほとんどなんだけど、でもたまには釈然としない読後を迎えることもあって。

でも、そういうことの積み重ねで、いわゆる“人付き合いにおいて空気を読む”というようなテクニックが身についたとも思っている。他者と接するとき、その人のキャラクター造形を見つめている分、“たぶんこういう事を考えてるんだろうな”とか、“こうされたら嫌なタイプだろうな”というような、自分なりの解釈が比較的早い段階で生まれる。

それが生まれてしまったからには、なるべく相手が楽しめる場になるよう努めるし、歳を重ねるごとに反射的にその振る舞いが出来るようにもなって、家に帰ると思ったよりも疲れていたりする。

接した人が望む反応を、返答を、振る舞いを、基本的にはしたいと思っていて、自分に嘘のない範囲内でそれをやってる、驚きの無い毎日なんだけど、そんな中だからこそ、予想外に心が動く瞬間に出くわすと、泣いてしまう。

私も立派に大人を名乗れる年齢になり、だいたいのことは想定の範囲内の結末になる事、悪い言い方をすれば、だいたいのことは思い通りにはできないことを知っている。

だからこそ、起こりうる範囲内の希望を光にして歩いていくのだけど。

たまに、思ってもみない強い光に目が眩んで、泣いてしまう事がある。

一番わかりやすい例が、NEWSのコンサートで。

「ああ、私、これが見たかったのか」と、自分でも知らなかった自分の望みを、突然叶えられてしまうことばっかりだからだ。

私のことは、私が楽しませないといけないと思って生きてきた分、これには驚いてしまって、初めてNEWSを見た東京ドームでのひと時から、毎年同じように驚いて、嬉しくて、私の知らない私の感情に、胸が膨らむ。

他には、夫の何気ない行動に愛情の深さを感じたときとか。

ふと思い出した親の言葉に愛情の深さを感じたときとか。

最近だと、みんなでキャンプファイヤーしたときとかも。

 

予想外の色んな感情が生まれる自分の感受性がすごく好きだから、ちょっとでも気になるモノコトはなるべく齧って、試して、驚きながら生きていきたいと常々思っています。

 

◆言葉

わたしは、自分の言葉も好きで、すごく大切にしている。

一番届く言葉を選びたいし、それが出来ると信じている。そのためにも、自分の言葉に説得力を持たせていたいから、思ってもいない事は言いたくない。

必要な嘘をつくことは簡単に出来るうえで、言いたくない事は絶対に言わないって決めて生きている。

ありがとうとごめんなさいには、そのこだわりが強くて。

私の好きな私は、思ってもいないありがとうを言わないし、思ってもいないごめんなさいを言わない。

あとは、“絶対”と“ずっと”も。

嘘になったそれらの数だけ、説得力が死んでいくから。気安く使いたくないのである。

(「もう絶対お酒飲まない」は除く)

 

そうやって、わたしの言葉を守っているつもりで、それは私なりの誠意で。

これが正しいとか常識だとか言うつもりはさらさらなくて、何にでも感謝できる姿勢は美徳だという考え方も知ってるのだけど。

単純に、わたしはそうなりたいわけじゃないのだ。

で、そうやって過保護に自分の言葉を育てて、それで何がしたいのかっていうと、一番届く言葉を選びたいっていう最初のスローガンに繋がる。

言葉の面白さを、残酷さを、怖さを、日々感じるからこそ、ツールとして使いこなしたいという思いが強い。

「好き」のバリエーションも、「嫌い」のバリエーションも、誰よりもたくさん持っていたい。

そんな想いから、日々、読書をしたり、人の話を聞いたり、ドキュメンタリー番組を見たりしています。

 

手越祐也

わたしは、手越祐也くんが好きで、NEWSがとてもとても大切です。

手越くんを追っていて得られる感動も、NEWSのコンサートで受け取る愛情も。

手越くんに向ける自分の情熱も、NEWSに傾ける信頼も、期待も、時には不安も。

先に説明した通り、その全ての感情が私の好きなわたしの一部分で、だから、人生をかけて大切にしています。

そして、それらを、一番届く言葉で表現したい。

この人が言うなら、NEWSってサイコーなんだろうね、なんて、思われるくらい、説得力のある人間になりたい。

こんな気持ちになれるなら、NEWSのコンサートに行ってみたい!と、思われるような言葉を育てたい。

 

こんな風に、わたしの人生をより気高いところへ向かわせてくれるのが、手越祐也くんで、NEWSです。

 

NEWSに貰ったものと、天秤が釣り合うほどの私になりたいと思うから、

また明日からも、私の好きなわたしを続けたいと思う。

 

そんな、天翔る光の手越担なのだった。

 

ハッピーバースデー、手越祐也くん。

今日から数ヶ月だけ同い年のあなたは、私にとって、アイドルの神様で、スーパースターだよ。

貴方が貴方でいる限り、絶対に、ずっと、私はあなたを一番応援します。

 

32歳も駆け抜けてね!

 

2019年11月11日

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【ネタバレ無し】拝啓、TVガイドperson様【病みそして光】

たぶん一か月くらい病んでいた。

もしかしたら、もうちょっとくらい長かったかもしれない。

 

自分が手越くんのこと好きなのか不安だった。

NEWSのことは確実に好きなんだけど、手越くんのこと今までと同じように(かそれ以上に)好きなのかわからなくなっていた。

NEWSな二人を観て、ビビットを観て、BORDERを、ボイスを観て、少クラを観て、それらにまつわる各媒体への露出を見て、内容に関心したり、その姿に沸いたりすると同時に、得体の知れないボワボワした心地よくない何かが胸の中に溜まっていくのが怖かった。

 

手越くんの、ラジオやRINGでの発言、メッセージを受け取るたびにそのボワボワが刺激されるのがわかった。

今までだったら、彼の、時に浅はかな思想とか、稚拙な言葉尻を私なりに解釈して伝えたい真意に寄り添えていたのに。

正直、まるで受け止められなくて、否定的な感情がボワボワをより大きくさせて、それがめちゃくちゃ怖かった。

 

そんな時期と重なるようにEXITにのめり込んでいって(24HTVから色々あったし)りんたろーさんと、かねちの発する言葉や笑いに救われたり愛を深めたりしていたから、余計に不安で不安でたまらなかった。

特に、かねちの言葉は、私が勝手に解釈していた手越くんのスピリットに近いものを感じて、それがすっごく心地よかったもんだから内心ヒヤヒヤしてしまった。

 

え?これもしかして担降りする人のアレなん?

って、夜中とか、寝起きとかにふと冷や汗をかいたりもした。

SONGS OF TOKYOの観覧に当選したのに、なんだか後ろめたさすら感じて、もうどうなることかと思ってもいた。

神のささいな言葉に激昂して3日くらいシカトしてしまったりもして、それは手越くんに関する事だったから、この怒りがあるうちは私は大丈夫、みたいな錯覚も起こしてしまうほどに病んでいた。

 

いやぁ、病んでいたなぁ。

 

風向きが変わったのはタイトルにもある通り、TVガイドpersonの手越くんのページのチラ見せツイートを読んだ時で。

 

それからの数日間は、とにかくパーソンが私を救ってくれるはずだ、パーソンさえ手に入れたら大丈夫だ、と、特効薬にすがるかのように自分に言い聞かせながら生きていた。

strawberryやSOT観覧の何百倍もパーソンを求めていた。これは冗談でも誇張でもなく。

 

で、台風のせいかは分からないけどAmazonさんが今日届けてくれないと知った午前中には書店に赴く準備を始め、午後イチで買って駅ビルのスタバで読んだんだけど。

もう、泣いてしまって泣けてしまって全然読み進められなかった。たっぷり時間をかけて、ハンディファンで眼球を乾かしながら読了した時にはすっっっかり元どおり光の手越担と化していた。

パーソン様、ありがとう。表紙でもないのに2冊買ったよ。ありがとう。

 

これは完全に手越くんの話で、ほかのどんな出来事とも無関係なんだけど、私は、NEWSを大事にしてる手越くんのファンなの。

もしも手越くんがNEWSを辞めたら、わたしはどんな理由があっても同じ熱量で追いかけられなくなってしまうと思う。手越くんのいないNEWSも、つらくて追えなくなってしまうだろうし、NEWS担とも会えなくなってしまうと思う。

そのくらいガチッと、NEWSの手越くんが好き。

 

それを実感するのがコンサートで、NEWSを歌ってNEWSを踊る手越くんを見ると、何時間でもずっと心が震える。

「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜好き〜〜〜〜〜〜」

と、トランス状態になってしまうし、涙腺がガバガバになって氷結5本分は容易に泣いてしまう。

目の前の手越くんから、NEWSやNEWSファンを大切に思う気持ちが垂れ流しになっているので、何の不安もなくその光に包まれてしまう。

だからきっと、その反動で、現場のない時期は常に飢餓状態でもあって。

各種媒体で語られる言葉やふるまいにそれを探して食いつなぐんだけど。

 

このところ、手越くんの露出が少ない(と感じる)ことで乾きそうになっていた。

もちろん、紅とそれにまつわるエトセトラは美味しくいただいたし、夏の大型音楽特番への出演も何度となく擦り散らかしたけど。

“NEWSを愛する手越祐也”に飢えてしまっていた。

 

そんな私の心の隙間に染み入るパーソンよ。嗚呼、パーソンよ。

まだまだ未読の方も多いと思うので内容には触れないけど、もう、本当にこの言葉が欲しかったんだよ、これも、これも、これも、全部言って欲しかった言葉だったんだよ、って、ガチ泣き。もうガチ泣きです。

なんなら、欲しかった以上の言葉が溢れていて、私はいま、ヒタヒタです。

フェイスマスクならSK-IIのくらいヒタヒタ。

高級料亭の揚げ出し豆腐くらいヒタヒタ。

猫のお鼻もびっくりのエヴリタイムしっとり。

ありがとうシゲ加藤。

 

このメンタルでstrawberryを手に入れられて本当に良かった。

そしてSOT死ぬほど楽しみでウレションしそう今さら。

 

あと神に申し訳なかったなと思ったので今夜はすき焼きにします。

お後がヒュイゴ〜〜ッッッ!!!

浜崎あゆみの暴露本が最高のエンタメ音楽劇だという話。

正直に言って、ゴシップ記事の延長のつもりで購入した。

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冒頭数ページは年長者が執筆したテキスト特有の読みヅラさがあり、それこそ彼女がデビューした頃に台頭していた某魔法の島を思わせた。

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Deep Love懐かしすぎん?今もコミカライズの新刊出続けてるって知ってた?

 

勢いではあったが、買ってしまった者として責任を持って読み切ろう。

そんな決意があったので、古臭い言い回しや過剰にロマンチックな比喩表現にツルツルと目を滑らせながらも読み進める。

 

物語は、浜崎あゆみ視点で綴られる。現在(厳密にいうとおそらく2017年初秋頃)ベースで二年前(2015年頃、彼女が活動の拠点を再び日本へ戻した当時)を振り返る序章。

前述したような読みヅラさと、なんとも言えない“ダサさ”を絶妙に織り交ぜながら綴られるところによると、ひととき恋愛関係にあったmax matsuuraこと松浦勝人氏(現エイベックス株式会社代表取締役会長CEO)が、デビュー直後の数年間ぶりに再び浜崎あゆみのサポートをすることになり、それについて彼女が非常に励まされている、という。

 

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あれ、マックス松浦って既婚者じゃなかった?

kindleを閉じて検索すると、やはり既婚者。しかも3人もの子宝にも恵まれ、現在は海外に拠点を構えているという。

 

オーケーオーケー。ゴシップは大きいに越したことない。過去の色恋沙汰だけじゃなくて、現在進行形でもカンケイがあると暴露してくれるのね、あゆ、その心意気、嫌いじゃない。

 

すっかり週刊誌でも読むような気構えで読み続ける。

年寄り臭いテキストの中において、唯一キラリと光るのはやはり彼女の詞。序章の中で紹介されるのは2018年リリースのアルバム『TROUBLE』収録楽曲『aeternal』の歌詞だ。

 

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どれだけ時間が過ぎても忘れられないよ
君との毎日それだけが全てだったよ

出会ったあの頃の2人
まだ子供すぎて 傷つけて
それさえ全て 仕方ないと諦めたね

いつまでもいつまでも君は
側にいると思っていた
くりかえしくりかえし
呟いてる君の名を
最後に見た寂しげな君の
横顔が焼きついている
ねえどうしてバカだねって
笑い合えなかったんだろう

君との思い出なんて消えてしまえばいい

なんて思ったこと
何でなの一度もないまま
時間だけ通り過ぎるよ 2人を追い越す様に

 

申し訳ないのだが、浜崎あゆみの音楽から離れて久しい私はこの曲を知らなかった。居ても立っても居られず、動画サイトで検索して視聴する。

そして、衝撃を受ける。

こんなにも、赤裸々な歌詞を堂々と歌いあげていることに。あの頃、フィクションだと信じて疑わなかった彼女の言葉たちが、私たちの想像をはるかに上回るピュアさでノンフィクションだったことに。

 

と、序章で興味をそそられたのもつかの間、第一章は我慢の章である。

ストーリーは浜崎あゆみの女優時代を描く。

地元の福岡でスカウトされ、15歳で上京してきた彼女は浜崎くるみの芸名で女優としてデビューする。ドラマへの出演や水着グラビアの撮影などをこなしながら堀越学園に通う毎日と、そこで出会った親友メイと六本木ヴェルファーレに通う中で松浦氏と出会う流れが綴られるが、ま〜〜あ退屈な文章で困った。

我慢を重ねながら気付けば第一章は終わり、浜崎あゆみはエイベックスに誘われていた。

 

私が死ぬほど疲れていたら、ここで寝ていたと思う。しかしながら、死ぬほどは疲れていなかった。その結果、第二章を読み始め、最終的に早朝ものすごい筆圧でブログを書くはめになっている。

そのくらい、第二章からの怒涛の展開は凄まじい求心力だった。

 

エイベックスから歌手デビューさせることを約束した松浦氏は、彼女をニューヨークへと旅立たせる。現地コーディネーターへの紹介もそこそこに、たった一人のホテル生活を強いられたあゆは、三ヶ月もの期間ボイトレ、ステージパフォーマンスのレッスンに勤しむ。

そんな心細い日々の中において、彼女を奮い立たせたのは他でもない松浦氏への恋心。

何も持たない小娘の自分と、十五も歳上の国民的ヒットメーカー。それも既婚者とあっては不釣り合いどころの話ではない。そうと知りつつも、自分にだけは正直でいようと決めたあゆ。

 

恋心を自覚してからの物語はあまりにもリアルで、浜崎あゆみという歌姫が私たちと同じように十代を過ごしたことを証明してくる。

 

帰国後、数ヶ月先のデビュー日を設定され、それに向けた候補楽曲のテープを渡されたあゆは、作詞という課題を与えられる。

それまで、作詞の勉強はおろか芸能活動の中であっさりと高校を中退していた彼女は国語の勉強すらそこまででストップしている。それでもなんとか、周りのスタッフの働きに報いよう、松浦氏の期待に応えようと、絞り出した詞は、松浦氏に本当の自分の心を知ってもらおうと綴られた、手紙だった。

そしてそれは、かの名曲『A song for ××』となって、後に世に出る。

 

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どうして泣いているの
どうして迷ってるの
どうして立ち止まるの
ねえ教えて
いつから大人になる
いつまで子供でいいの
どこから走ってきて
ねえどこまで走るの

居場所がなかった 見つからなかった
未来には期待出来るのか分からずに

いつも強い子だねって言われ続けてた
泣かないで偉いねって褒められたりしていたよ
そんな言葉ひとつも望んでなかった
だから解らないフリをしていた

 

あゆの作詞の才能に気付いた松浦氏は、どんどん書くようにと伝える。褒められたことで「こんな自分も役立てる」と喜びを溢れさせた彼女は、次々と詞を書き、そのどれもが歌詞という名のラブレターだった。

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『poker face』

いつだって泣く位簡単だけど 笑っていたい
強がってたら優しささえ
忘れちゃうから素直になりたい
あなたの愛が欲しいよ

人はみんないつだって
ひとりぼっちな生きモノ
だからそう誰かが必要
支えられたくて支えていたくて
確かなモノは何もないけれど
信じてる心がある

大切なモノひとつみつけられたら守り通そう
高すぎるカベぶつかったら
キズを負ったらまた立てばいい
他には何も望まないから
たったひとつそれだけでいい
あなたの愛が欲しいよ

 

ここまで来たらもうページをめくるタップを止めることはほとんどない……と、言いたいところだが、逆なのだ。

次々と繰り出される楽曲の話題に、どうしてもその頃の映像が観たくなってしまう。

そして、某動画サイトを検索しては当時のMV、番組歌唱をチェック。多角的に気分を盛り上げながら再びページを繰る。

ーーと、読了しているのだ。

 

本書の展開は、たった数年間の彼女たちの恋愛の始まりと終わり。そして、現在の二人の関係を淡く示唆して締めくくられる。

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松浦氏のtwitterより

 

巻末、浜崎あゆみからのコメントとして、この物語は事実を基にしたフィクションだと断りが入れられるが、そのメッセージの末尾に添えられるのは「自分の身を滅ぼすほど、ひとりの男性を愛しました」という紛れも無い彼女本人の、真実の言葉だ。

結局、どこからどこまでが事実かなんて、答え合わせは一生ないのだろう。しかし、どれもこれもが真実味を帯びてしまうのは、私たちが見てきた浜崎あゆみという歌姫の20年間にふさわしい物語だったからかもしれない。

 

中盤、松浦氏との関係に終わりを見たときのテレビ出演で、生放送中の歌唱にも関わらず泣き出してしまったエピソードが語られる。

動画サイトでその映像を見たとき、私は嗚咽を漏らして号泣してしまった。

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当時色々な憶測を呼んだらしいが、真実は誰にも当てられなかったと書いてある。まるで喉の不調を隠すように小さな咳を作り、笑顔で「(ゴメン)」とカメラ目線を送る彼女は、二十歳そこそこの女の子が背負うには大きすぎる秘密に押し潰されそうで。

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また、この時彼女が歌えなくなるとすぐに客席から大合唱が起こる。どういうわけか私は客席の大合唱にとてつもなく弱い。

 

それでもここまで必死になって“浜崎あゆみ”を続けてきた、生きてきた彼女だからこそ、今、この物語を世に送り出す理由に納得できた。

 

これは、「ミュージカル 浜崎あゆみ」とでもいうべき作品だ。新時代の音楽シーンを猛スピードで築き上げ、駆け抜けた歌姫のデビューと、密かに育まれた愛。そして、その愛を胸に秘めた浜崎あゆみの20年間にも渡る孤独な戦いを、見事にエンターテインメントへと昇華した極上の音楽劇。

贅沢を言えば、もっと年相応のベテラン作家に描き上げていただくか、もっと大手のベテラン編集者にしっかり校正して欲しかったけれど。

それでも浜崎あゆみ世代の女性たちに声を大にしておススメしたい!!!

 

そんな想いで3500文字オーバーのブログを書いてしまいました。

 

歌姫あゆバンザイ。

 

【ベスコス】#2019上半期ベストコスメ【上半期】

今年買ったものの中で超気に入っているもの、人にプレゼントするレベルでおすすめしたいもの、という基準で選んだ6つ♡

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ピロートークは「こんなに毎日使いたくなるパレット初めて!」という感じ。左下のラメは休み休みだけど、その他三色がすごいかわいい。粉質も柔らかくて塗り重ねやすいし、どんな肌色の人にも合うんじゃなかろうか。

 

チャイも本当に毎日使いたくなる。いや、ほぼ使ってる。ピンクも茶色もオレンジも赤も内包して馴染む。

 

ディボーション使い始めてから他のハイライト使ってない!光り方が自然だし、ピンクの輝きが外で見ても中で見てもかわいい!

 

くちびる事情としては、ラシャスリップスデビュー!皮剥けの民にも優しい、プランプも即効性が高くてすごく気に入った!お高いのでケチケチ使っている。

 

NAILSINCのトップコートありがて〜〜!!45セカンドの名の通り、速乾オブ速乾!在庫がどこにも無くて買えず、ベースとセットになったミニボトルを使っているけど、ついにUKから正規サイズを個人輸入していますナウ。

 

CHANELのカッサ!誕生日にもらったのだけど、本当に良い。ビジュアルもサイズも良いし、使用感もすごく優秀。飲み後のむくみやメイク前のぼんやりタイムに日々使っています。

 

 

ここからは、殿堂入りとでも言うのか、【私のスタメン2019上半期】みたいな感じでパパッと見せてみる!

 

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特に左2つはいろんな人にオススメしている。

 

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リピート3つめのラプードルは初めて6番を使っているけど良い感じ!たぶん次もそうする。

 

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眉頭とノーズシャドウ用のパウダーはもう無くなってしまったのでKATEを買ってみた。今日から使ってみる!ラディアントタッチは結構前のだけど眉の修正にしか使っていないのでまだまだある〜〜!その他はこの前のブログにめっちゃ書いたから割愛。

 

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ぼんやりしてると、ココアミラージュでダークブラウンな感じorピロートークでライトブラウンな感じの二択になりがち。最近はカラーマスカラとかカラーライナーで遊びたいので、そういう時に無難なまぶたに仕上げるのにも良いの。

 

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シングルシャドウもお気に入りは偏りがすごい。オレンジ、コッパー系のブラウンが好きなんだな。インフィニトリーは限定のピンクもお気に入り。エスプリークがリニューアルしちゃって廃盤なのでストック買った。ノンラメノンパールのピンクブラウンが意外と珍しい!

 

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長年のマスカラ難民(10年以上ヘレナの同じやつを買い続けていたのに廃盤になって本当に困っていた)生活に終止符を打ったKATEの下地。クリニークのロングは鉄板。Mini MACのジムダンディはオシャレなパープル。ぱっと見は黒マスカラと変わらないように見える!そしてボリュームタイプ。SHISEIDOの04エメラルドエナジーは高発色でかわいい!

 

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クリーミータッチライナーは確実に毎回使う。インライン用。その他二本はテイストの違う寒色のペンシルライナー。どちらもすごくかわいい。

 

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ほんと偏るけどやっぱり好きな色似合う色は高頻度で使っちゃうよね。このあたりはもし使い切ってもリピート買いすると思う。最近やっと手に入れたshiroの多色ラメが本当に可愛い!!

 

そんな感じ〜〜!

 

【眉毛】アイメイクと眉毛【ジャニオタとコスメ】

この前何名かでお泊りになった時にわたしの眉毛の無さに驚かれた。

 

そう。

眉毛がないのである。

初めて眉をいじった中学生の頃、安室奈美恵さんや持田香織さん、そして浜崎あゆみさんもみんなみんな細眉だったのである。

不器用なりにそれを目指した結果が今のわたしです。

 

そんな眉無し女のわたしの眉メイクを写真撮ったのでまとめます。

 

ついでに大好きなアイシャドウパレット

Charlotte TilburyのPillow Talk

大好きなカラーマスカラ

SHISEIDOのEmerald Energy(グリーン)

MACのホールドフォー10(ブルー)

もアピール。

 

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ラロッシュポゼのトーンアップ下地からのCLINIQUE毛穴隠し。

唇以外眉もまぶたも避けずに下地は伸ばして、濡れスポンジ(ロージーローザのシフォンタッチ)で密着させる。

毛穴隠しは頬、額、眉上、小鼻あたりに刷り込んで、またスポンジ。

 

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リキッドファンデ(CLINIQUE 62番)も唇以外全顔に塗布→スポンジ。

エレガンス ラプードルをTゾーンメインにはたいてスポンジ。

 

いちいちスポンジでならして粉っぽさを回避しつつ、薄付きかつピタッとしたベースにするのが好きです。

ご覧の通りシミとかそばかすはぜーーんぜん隠れていないのだけど、コンシーラーや厚みファンデのヨレの方が醜いなぁと感じるので今はこの感じでやってます!

 

で、やっと眉毛!

今日は中太の平行眉にしようと思うので、そんな感じにパパッと描く。

エテュセのこのパウダータイプが描きやすくて気に入っていて、発売当時からずっとこの赤茶を使っています。

眉頭もちゃんと色が出るように指でぼかしながらグラデーションにする!

 

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で、むっかしから使ってるなんらかの眉パウダーで上の方だけノーズシャドーを入れます。

(今日は上手く描けたのでしないけど、ちょっとはみ出したり描き過ぎたりしたらYSLのラディアントタッチでペペッと消す。)

そしてキャンメイクの眉毛コートを塗る!

乾かしながらアイメイク!

パレット左上のツヤツヤをアイホール全体に!写真にはフデ写ってるけど指でピタッと密着してもらう。

 

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パレット右上のピンクを眼球の範囲くらいVDLのフデで。ふわっとでも結構発色するので慎重に。下まぶたも涙袋いっぱいまでガッツリのせるのが好きで、このフデは涙袋の幅にちょうど良いのである。

パレット右下の茶色をCHANELのフデで。上まぶたは二重幅くらい。下は涙袋の上半分くらい。

簡単にグラデーションになってすごい。

カラーマスカラで遊びたいのでラメは使わない。

 

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ビューラーはshu uemuraの。ライターで炙ってあっためてからまつ毛あげて、マスカラ下地(KATE)塗る。

マスカラ下地乾かしてる間に眉マスカラ(KATE 赤茶)塗る。

 

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眉マスカラ乾かしてる間にマスカラ上下塗る。

眉頭の方だけ別の色の眉マスカラ(KATE 金)塗る。立体的になる気がするのと写真映えするので2色使うのにハマっている。

今日はマスカラ目立たせるためにアイラインしないのでインラインだけ。キャンメイクのジェルライナー(茶)最高。

 

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という感じで出来上がるアイメイク&眉。

片方は眉を描いたところまで。

眉マスカラの重要性がわかるように思う。あとインラインもすごく変わると思っている。

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まつ毛がたくさん映えてるように見えるような気がするのよね。

 

なので、眉マスカラとインラインをしてない人は是非その2つから取り入れてみてはどうだろうか!

どちらもプチプラのものを愛用していて、私は今はそれに満足しているのでオススメできます!

 

という感じでどうでしょうか!

なにかの参考になれば幸いです!

【態度】味玉を得てYAZAWAとMASUDAをリスペクトした話。

Attitude (アティチュード)

態度,心構え,気持ち,考え,意見,姿勢,身構え

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お気に入りのラーメン屋がある。

食べログの点数も高く、曜日を問わず常に行列が出来ているような。

 

店主は大の矢沢永吉ファンで、店の外観も真っ赤。店内にも多数のYAZAWAグッズが飾られているし、BGMはもちろん矢沢永吉オンリーだ。

 

私は昔からラーメンが苦手で、自発的に食べたくなることはほとんど無いのだけど、その店のラーメンは本当に大好きなのだ。

一人でフラッと行くこともあるし、今日のように夫と二人で並ぶこともある。

二か月ほど前に来店した際、スタンプカードを忘れてしまったことがあった。人気店で常に忙しそうなため、スタンプをもらわずに退店する事もざらにあったのだけど、その日は店主に声を掛けてもらって、スタンプカード忘れに気付いた。

気を利かせてレシート裏に代替スタンプをもらい、その気遣いが嬉しかったのでそのレシートはずっと財布に入れていたのだけど。

 

今日、家を出るときに[スタンプカード捨てちゃったぽいな]ということに気付いた。

大好きとはいえ、毎週のように通っているわけじゃないし、正規の料金で食べて本当に毎回「あ〜〜美味しかった〜〜」って幸せになるのであんまり気にしていなかった。

 

昼時を外したものの、やっぱり少しは並んで券売機にたどり着く。いつものメニューを選んで少し待つと、お目当ての丼が運ばれてきて、「これこれ〜〜」なんて思ってるうちに食べ終わる。

今日は、いつもの店主の他に、初めてお会いするスタッフの男性がカウンターに立っていて、その男性が私たちの丼を下げながらスタンプカードの有無を聞いてくれた。

 

「この前忘れちゃったときに、このレシートにスタンプもらったのですが、家にもカード見当たらないので新しく作り直してもらえますか??」

ちょっと恥ずかしいなぁと思いつつ、閉店間近で少し余裕のある店内に甘えさせてもらった。

面倒なこと頼んですみません。。なんて思っていると、

「スタンプいくつ押してありましたか?」

と、さわやかな笑顔で聞き返される。

「いえいえ、全然たまってなかったですし、覚えていないので、そのレシートの分と、今日の分だけで作ってください!!」

当然こう返したのだけど、新しいスタンプカードを手渡されるときに

「一列押しときましたから、次、味玉食べてくださいね!」

と、言われた。

 

近くに引っ越してきてから3年以上通っているし、店主とは何度も会話をしていて、今では言わなくても私の苦手な薬味を抜いてくれるくらいに常連扱いしてもらっているのだけど。

今日対応してくれたスタッフは初対面だったし、たぶん、私がよく来る事も知らないだろうに、こんなに良くしてもらったことに感動してしまった。

 

帰り道、夫とこんな話になった。

 

あそこのスタッフということは、おそらく矢沢永吉のファンなんだろう。

あの店のスタッフはいっつも感じが良いから、お店としての人材教育も徹底されてるんだろうけど、滲み出る人間力のようなものはなかなか指導で生まれるものじゃない。

そうなると、心の中に矢沢永吉がいることで、あの人たちはあんな風に人に接する事が出来るのかもしれない。

矢沢永吉って本当にすごい。

なんか、そういうファンになりたいもんだよね。

 

と。

 

飛躍した考えでもあるのだけど。

誰か、何か、を熱烈に好きになること、心の中にその人、物、が在ることで頑張れたり、強くなれたり、優しくなれたりする事があると、私(と夫)は知っている。

だからこそ、あんな風に振る舞える人の尊敬する矢沢永吉という男はきっとめちゃくちゃカッコいい男なんだろう、とすんなり思ってしまった。

 

そんなことがあって、私は昨夜のことを思い出した。

私の愛するNEWSの、増田貴久さんが夏クールのドラマに出演することが決まったのだ。

なにやら発表があるらしい、と察してからザワザワと期待の空気が揺れていた真夜中のTL。

朝出しの誌面から情報がもたらされると、それは一気に喜びのコメントで満たされたのだけど、増田さんを一番に愛している人たち……増田担たちのツイートがすごく控えめなものばかりだと感じた。

私のフォローしている人たちも、フォローしてくれている人たちも数的には決して多くは無いので、「私の周りはみんなこう」みたいな言い方は無意味だと思うのだけど。

たくさんのフォロワーを抱える増田担の友人たちが、揃って控えめな言葉で喜びを表しているのを見て、今日のスタンプカードをもらったときのような気持ちになった。

 

わたしはNEWS担として、増田さんの出演するドラマに、NEWSの曲が使われたら良いなと率直に思ってしまう。

そして、それが全然不自然なことじゃないと思っている。

だけど、そうならなかった時の悔しさや、なにかを諦めなきゃならなくなった時の事、それまでにたくさんあった理不尽な不遇も含めて、少しずつ、彼女たちは「与えられたものだけを最大化して喜ぶ、あれもこれも、普通に与えられるものだと思わない」なんて、心に刻んで、アティチュードにしてきたのだなぁ、と。

 

昨夜はそれがなんだか切なくて、同じグループを応援する人間としては、呑気にあれもこれもなんて思ってしまって申し訳ないなぁなんて気持ちにもなったのだけど。

 

今日、スタンプカードをもらって、矢沢永吉という男をかっこよく思ったときに、増田さんのことも同じようにかっこいいなぁと思った。

 

未だ見ぬものを望み、嘆かない。

与えられた機会を大切にする。

それは、増田貴久本人が示したアティチュードだったのだなぁ、と思った。

 

そして、わたしも、NEWSファンとして、手越祐也くんのファンとして、

三者が彼らに一目置いちゃうような態度で応援したいなぁと思った。

 

ファンマナーが問われがちな昨今、この気持ちを改めて胸に刻めたことは大きい。

あと、あの店の味玉はめちゃくちゃ美味しいので、次は二個食べられると思うとめっっちゃ嬉しい。

 

叶うなら、彼らに永遠のよきファンを。

【後編】美しいWORLDISTA【感想】

お題「NEWS LIVE TOUR 2019 「WORLDISTA」 仮想空間体験ログ」

 

静岡〜長野までで私の参加した公演の総合的な印象から、美しかったシーン、思い出や超個人的解釈などなどを盛り込んだ内容です。いちオタクのセミフィクションレポだと思って読んでください!

 

【前編はコチラ】

【ネタバレ】美しいWORLDISTA【前編】 - 叶うなら、彼らに永遠の◯◯を

 

サーカスを思わせる不気味なメロディが聞こえる。それは、操り人形を自虐的に表現しているようで、哀しく美しい。

 

ふいに、バンドサウンドのイントロに合わせて姿を現わす手越祐也の姿に思考が停止する。

ああ、彼の心が叫んでいる。『DoLLs』を見るために私はここにいるのだと、そう何回も思わされた。

 

「お人形」のように飾りたてられた衣装を纏い、縛りつける鎖に抗いながら歌う姿にはいつも心臓を鷲掴みにされる。その鎖は時に世論と呼ばれる形無き悪意であったり、彼の内側にあるハードルであったり、そして時に私たちの愛情であったり……アイドルという宿命を生きる彼の悲哀と美しさを感じざるを得ない一曲だ。

 

一転して加藤シゲアキの『世界』は瑞々しく透明で、それでいてじっとりと熱帯雨林のような湿度に覆われている。

 

ギターを抱えて歌う姿の先に見える水のカーテンは土砂降りの雨なのか、ジャングルの奥地でひっそりと湧いた泉なのか。歌詞も含めた全景は何層にもレイヤー分けされた丁寧な一枚絵となって私たちの目に焼きつく。

加藤シゲアキは、こんなにも美しいのに、こんなにも自分を嘆いているのか。その葛藤さえ美しいことを、知らずに。

 

潔いシンプルなトップスと、細身のパンツで4人揃って『strawberry』を歌う景色は、幸福の権化のようで。

特に後半、手越/加藤のハーモニーを引き継ぐかのように増田/手越の歌声が重なり合うところ。そして、最後のフレーズの重奏はいつ聞いても胸を打つ。

続く『「生きろ」』も曲終わりの演出が秀逸で、タイトルを前にシルエットとなった4人が立つシーンは公演全体を通しても印象が強い。

 

メインステージを飛び出し、会場中を興奮で満たした彼らが、巨大なドラゴンの登場と共に新たなバーチャル体験へと導く。

 

鋭い目つきでステージに現れる小山慶一郎を筆頭に、次々と持ち場に着く出演者たち。

その中心へと最後に歩んでくる手越が立ち止まると、ヘヴィな弦楽器の響きとともに『FIGHTERS.COM』が始まる。

 

センターステージに移動し、『Wonder』まで緊張感を保ったまま披露した直後、突然聖なる祝福のメロディが流れる。

 

その瞬間、いつも『SPIRIT』は特別な曲だと実感する。

 

ツアー半ばから追加された、ラストに羽根が降る演出はあまりにも美しく、激しいナンバーを立て続けにこなしたメンバーたちの汗の輝きや息遣い、天を見上げる眼差しを何倍にも輝かせてくれる。

 

サッカーソングメドレーとともに会場を動き回った4人がメインステージに戻ると、怒涛の流れでコンサートは終結する。

WORLDISTA CUPが大団円を迎え、達成感と充実感、そして少しの寂しさを感じているところにピンク色のパーカーで揃えた4人が戻ってくる。

 

私は、『Love Story』で終わるこのコンサートが、たまらなく美しく感じるのだ。

短時間レクチャーされただけの振り付けを一生懸命再現する客席の、ピンク色のペンライトが上下するたび。「君」で、大好きなメンバーを指差すように前後するたび。美しくて幸せで、こんなに素敵な終わり方を用意されたことに感動してしまう。

相思相愛を確信してしまう。

 

そうやって、美しいWORLDISTAが終わった。

ラスト公演では、一曲一曲に「これで最後なのか」と、寂しさを募らせながら、脳裏に焼き付けてきた。

 

彼らはアイドルで、芸能人で、そしてひとりの人間だ。

どんなに美しく輝いていても、人間であることは事実だ。そして、お互い人間である以上、社会の中では他人同士だと、いつも頭のどこかに刻みつけている。

彼らの「こうありたい」と望む姿も、私たちの「こうであってほしい」と期待してしまう姿も、世間が「こうなのだろう」と邪推する姿も、その全てが彼ら(アイドル)であり、そしてその全てが彼ら(人間)ではないのだと思う。

 

悲しい出来事や、嬉しい出来事があるたびに、それは誰にでも起こり得ると、色々な想像をしてしまうのだけど。

 

それでも、過去に感じた「美しさ」が、嘘にならないと信じたい。

 

どんなつもりで彼らがやっていたか、も、もちろん大切だと思うけれど。

 

私が感じた私のWORLDISTAは、私だけのものだ。

死ぬときには絶対に、美しいまま持っていく。

 

そしていつか、私の心が彼らから離れることがあったとしても。

この春感じた美しさと、彼らを愛する感情は変わることなく在りつづける。

 

WORLDISTAの心象は、いつも美しい。

 

叶うなら、彼らに永遠のLove S toryを!